子供の借金問題と債務整理~親は何をすべきか?~
成人した子供の借金が判明したら・・・
子供が借金を抱えているとなると、代わりに払ってやろうと思う親御さんも多いでしょう。
中には“子供の借金は法的に親が返済しないといけない”と「勘違い」されている方も
いるかもしれませんが、保証人になっていなければ返済義務はありません。
業者から返済を迫られても子供の代わりに返済する義務も意思もないとはっきり伝えましょう。
中には「親である自分が返済しなければ!」と急いで代わりに返済したり、
「これくらいさっさと返してしまえ」とばかりに子供にお金を渡して終わりとする
ケースもあるかもしれません。しかし、そのように親に頼った方法で借金問題を解決した子の
全員が自身の生活を反省し、返済不能な借金を繰り返さなくなるわけではなく、
残念ながらというか当然のことながら、一部の場合にはまた借金をするでしょう。
前回のことがあるので、今度はなかなか親に打ち明けないかもしれません。
どうしようもなくなってから露見することもあります。
そしてそのときには親も肩代わりできないような借金を抱えてしまっている可能性があるのです。
以前当社にご相談に来られた方で、浪費を繰り返す子供さんの借金を肩代わりし続け、
とうとう老後の資金が底をついたという親御さんがいらっしゃいました。
最終的にその子供さんは司法書士の説得もあり自己破産の手続きをされましたが、
お父様が「今まで親の努めと思ってさんざん代わりに返済してきたけど、もっと早くこうすれば良かった」と
おっしゃっていたのが印象的です。
ポイント①
成人した子の借金は、その保証人になっていなければ親といえど返済義務はありません
とはいえ、親として何もせず放っておくことが難しいのも事実。では親は何をすればいいのでしょうか。
親がすべきことは・・・
ズバリ「債務整理の専門家に相談に行くことをすすめる」です。
子供は親の言うことはうるさがってなかなか聞く耳をもってくれません・・・よね?
親も子供相手だと感情的になり冷静に話すことが難しい場合があります・・・よね?
そんな時こそ我々のような専門家に相談に行くように促してください。
第三者から客観的に、そして専門的に話をすることで解決しやすくなります。
できれば相談には自分で相談予約をし、一人で行ってもらうのが理想ですが、
どうしても本人が乗り気でない場合には、まず親御さんがご相談されてみるのもよいと思います。
当社でも代理のご相談を受け付けておりますので、まずはご状況をお聞かせください。
面談ではお客様の状況に応じた解決策をご希望を踏まえながら検討します。
当社の面談はお手続きのご契約の有無に関係なく何度でも無料です。利用しない手はありませんよ!
ポイント②
子供の自立を望むなら、子供の借金は子供自身で債務整理して解決してもらいましょう
借金できてしまう原因は親にあるかも・・・?
そもそも、なぜ返済資力がない子供が返済不能な借り入れを繰り返すことができるのでしょうか。
その原因のひとつに親が代わりに返済するからという点があげられます。
親が代わりに返済してしまうことで、借入枠が復活し、信用情報がクリーンに保たれ、子供がまた借りることができてしまうのです。
債務整理に入ると、信用情報に反映されるため、その後5~10年ほど借り入れができなくなります(いわゆるブラック)。
債務整理をするほどでないという場合でも「貸付自粛制度」を利用することで、借りれなくする方法もあります。
普通の生活をするうえでクレジットカードがなくても困ることはないのではないでしょうか。
それまで借り入れに頼っていた生活を見直し、家計を立て直す絶好の機会です。
債務整理は、経済的な立ち直りの一番の近道です。
ポイント③
子供がお金を借りられる一因は、親が代わりに返済してしまうから
悩んでいるだけでは何も解決しません。借金は何もしなくても利息や遅延損害金が発生し増え続けます。
ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
福岡市の司法書士 ふくおか司法書士法人
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事務所設立時の「誰かの支えになりたい」「目に映る困っている人の力になりたい」という想いは、今も変わらずわたしたちの強い原動力となっています。