コラムColumn

リボ払いを選択する前に私達が出来ること

 利用前に絶対知っておきたいリボ払いの仕組み

リボ払いとは、「支払残高」に応じて、「毎月の返済額」があらかじめ決められている返済方法です。

下記2つの方式があります。

①残高スライド方式…あらかじめ決められている支払残高のランクに応じて毎月の支払額が増減します。

②定額方式…支払残高に関係なく毎月一定額を支払う方式で、残高が増えても毎月の元本返済は変わりませんが、支払期間が延びてその間ずっと手数料が掛かります。

「返しても返しても元金が減らなくて・・・」というご相談の多くは、このリボ払いを利用されている方からです。

毎月決まった額の返済でよい、という点があるものの、

借金額が増えても毎月の返済額が変わらないため借金をしている意識がない、

自分の返済の能力以上に使ってしまう、という問題点があります。

 

リボ払いの手数料と申込方法

契約によって利率は異なりますが、年率12~15%の手数料を取っているところが多いようです。
この利率は法定の上限金利内なので、もちろん違法ではありませんが、

長年この利率でカードを使ってはリボ払いで返済し、ということを続けていると、

利息の支払いが膨らみ、「ずっと返しているのにぜんぜん元金が減らない・・・」ということになります。

 

支払いをリボ払いにするには、いろいろな方法があります。

・事前登録型
・リボ専用カード
・店頭選択型
・あとからリボ

クレジットカード会社からしてみたら、リボ払いは抜群に儲かる商品です。

そのため、詳細な説明もなしに

「ポイントも5倍でお得です!」とか「いまなら3000円キャッシュバック!!」

などとメリットだけを伝えて、リボ払いでの申込みを受けようとする販売店の方もいます。そもそも、その販売店の方も仕組みが分からず言われるがままお勧めしていることがほとんどでしょう。

その結果、契約書の内容を理解せず知らない間にリボ払いで使ってきた、という方も多いようです。

まずは、契約内容や利用内容をきちんと確認することが大切です。

リボ払いと分割払いの違いを理解していますか?

まず、分割払いから説明します。

分割払いは、購入する商品代金を何回に分けて支払うかを選択して利用する方法です。

基本的に分割払いは2回までは手数料無料です。しかし3回以上は金利手数料が必要です。カード会社によって分割可能回数は異なりますが、金利はどの会社もほとんど同じで年率12~15%程です。

それぞれの分割払いの利用は独立した契約として、支払回数や支払い期間が決められます。

皆様もカードで買物をするとき、レジでカードを提示するとそのたびに

「一括でいいですか?分割にしますか?」と聞かれていると思います。

一方、リボ払いは支払残高によって毎月の支払額が決められた一定額で変動したり、支払期間が延びたりします。

つまり分割払いは、その商品の代金をいつ完済するか明白なのに対し、リボ払いでは他の商品の支払金額も増して支払うことになるため支払期間・支払残高ともに不明確です。

よって、リボ払いり利用では「支払残高」をこまめに確認することが非常に大切です。

 冷蔵庫が壊れた!でもいまお金がない!そんなとき、一番賢い支払い方法は?

リボ払いは怖い、リボ払いは損!など、リボ払いについてはネガティブイメージも大きいと思います。

とはいえ、電化製品等、生活に必要な高額なものが突然壊れることもありますよね?

そんなとき、今はお金がないけど、再来月はボーナスだから一括で払えるかな?、とか、毎月2万円ぐらいならそのために貯金できるかな?とかまずは支払い計画を立ててみて下さい。計画によっては、リボ払い以外の選択肢もあるかもしれません。

  知っておきたいボーナス払いの賢い使い方

ボーナス払いは、その方にボーナスが出るかどうかに関わらず支払いを原則金利ゼロで繰り越せるサービスです。

夏のボーナス…11月21日~翌6月20日の間に利用した分を8月に支払う

冬のボーナス…6月21日~11月20日の間に利用した分を12月に支払う

仮に、冷蔵庫が壊れたのが6月末で10万円だったとして、ボーナス払にして半年間月2万円をそのために預金すれば2万円✕6ヶ月=12万円が貯まっているので手数料や金利なしで購入できます。

これを6ヶ月の分割払いにしてしまうと、仮に年率が13%だとすると約4,000円の分割手数料が付きます。

更に、リボ払いにしてしまうと支払い終えるまでずっと手数料が掛かり続けることにまります。

支払い方法を変えるだけで、こんなにも支払金額に差が出るのです。

支払方法は、利用後でも電話やインターネットで簡単に変更できます。

商品の購入時は気づかなかったけど、支払方法を変えたほうがメリットがある!なんて場合もあると思いますので、是非ご自身のクレジットカード利用明細を確認してみて下さい。

 リボ払いを選択する前に出来ること

これまで主にリボ払いについて述べてきましたが、「リボ払いは絶対に辞めましょ」とか、「リボ払いは借金地獄に陥ります」とか更にネガティブイメージを強くすることが目的ではありません。

家計をきちんと管理した上で、私にはリボ払いが合っている、という方もいると思います。

しかし、今リボ払いを利用している方で、きちんと仕組みを理解して、他の支払方法と比べたうえで選択している方はかなりどれぐらいいるでしょうか?

クレジットカードの利用は、基本的に借金です。使い方を間違えると危険です。

これを機会に、利用明細書を確認して自分の毎月の支払残高、毎月の支払額(手数料を含む)がいくらになっているか確認してみて下さい。。

それでも、契約がややこしくて良く分からない、とかもっと賢い支払方法があるのでは?と気になった方はふくおか司法書士法人へご相談下さい。

AFP認定のファイナンシャルプランナーの資格をもった司法書士がご相談に応じます。

 

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