遺産分割調停の申立てを行い相続手続きが完了しました。
2022.08.11
遺産分割調停を使った解決
「他の事務所に依頼して○年が経過。なのに、未だに解決しない。」
という理由でふくおか司法書士法人に依頼したい
という方が少なからずいます。
解決の方法は様々なので、他の事務所を悪くいうつもりは毛頭ありませんが、「反応を待つだけ」は良くないと思います。
だったら次は何をする?
相続手続きのご相談の中で、お困りランキングの上位に上がるのが
「手続きに協力しない相続人がいる」
です。
そんなとき、お手紙を送って協力をお願いして、その反応を待つだけの期間が○年。なんて事務所が意外と多いことに驚かされます。
当事務所でも、ご挨拶を兼ねて協力のお願いをするお手紙は送ります。ただ、必ず期限を切って次の手段に行きます。
次に取る手段が「遺産分割調停の申立て」です。
遺産分割調停とは
遺産分割調停とは、相続人が集まって相続財産の分配の方法を決める為に家庭裁判所で行われる手続きです。
遺産分割調停を申し立てると、他の相続人に「呼び出し状」が届きます。
この調停の期日に正当な理由なく欠席した場合は、5万円以下の過料の制裁が定められています。
それもあって、
「面倒だから協力しないけど、財産はいらない」
という方は反応を示してくれる場合が多いです。
当事務所でも、ずっと対応してくれなくて困っていた、という相続人に対し遺産分割調停を申立た結果、裁判所への回答書に
✅放棄します
とあり、1回の期日で解決した、という案件が何件かありました。
✅法定相続分通りに分割したい
を選ぶ方も同じくらい多いですが、その時はその方の相続分を支払えばいいのです。
裁判所はその後の手続きの進めやすさを考慮して、代償分割の形をとってくれるので(申立て人は〇〇を相続する代償として他の相続人に対し〇〇円を支払う。)、申立人のみで金融機関などの手続きを進めることができます。
他の事務所で解決できなかったご相談者様
この度も、他の事務所に依頼して3年が経過したが、解決できていない。先生も諦めたのか、最近は進捗確認の電話をしたら嫌がられる。
という方からのご相談でした。
状況を考慮して、お受けしてすぐに遺産分割調停の申立てを行い、すぐに相手から
「放棄します」
という回答書が届いたので2ヶ月程で解決しました。
司法書士は、遺産分割調停の代理人にはなれませんので、ご相談者自身が申立人となります。
遺産分割調停制度は、元々一般の方が手続きを行うことを前提としているので、難しいことはありません。
裁判と違い、あくまで話し合いです。
調停委員の方(民間から選出された非常勤の裁判所職員。通常男女1人ずつが選任されます。ついつい同性の意見に共感してしまう、ということを避けるため!?)
司法書士に依頼するメリットの一番は報酬面です。
代理人ではないので、弁護士のように解決金は相続財産の○%なんてこともありません。
ふくおか司法書士法人の遺産分割調停申立て書面作成費用は165,000円(税込)です。
手続きに協力してくれない相続人がいて、相続手続きが進んでいない、という方は、相続手続きの実績豊富な相続遺言手続きセンターふくおか司法書士法人にご相談ください。
関連サービスページ: 相続・遺言
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