解決事例Case

もしものときに備える ― ある女性の死後事務委任契約 (ご逝去後)

2025.09.10

前回のコラムでは、入院中に「亡くなった後の不安をなくしたい」とご相談くださった女性と、死後事務委任契約・遺言書の作成に至るまでの経緯をご紹介しました。
今回はその後、ご逝去されてからの流れをお伝えします。


病院からの連絡とお引き取り

ご逝去のご連絡を病院からいただいたのは、契約締結からほどなくしてのことでした。
私どもはすぐに契約に基づいて指定の葬儀社へ連絡を行い、遺体の引き取りを依頼しました。

ご本人が望まれていたとおり、翌日には火葬が執り行われ、静かにお見送りすることができました。


収骨に立ち会って

火葬のあと、収骨を行いました。
ご本人がお元気なときにお話しくださった笑顔を思い出しながら、骨壺に納める作業はとても胸に迫る時間でした。

悲しいお別れであると同時に、最後までご縁をいただき、寄り添わせていただけたことへの感謝も強く感じました。


管理人さんの言葉

あわせて、賃貸マンションの解約手続きも進めました。
その際、管理人の方から
「ここまでご本人様が段取りしてくださって本当に助かります」
とお言葉をいただきました。

管理人さんのお話では、身寄りのない方が病院で亡くなると、管理会社がその事実を長期間知らず、夏場などは室内に食品が残って腐敗し、大きな問題になることも少なくないとのこと。

今回のケースでは、契約で手はずを整えていたため、スムーズに引き継ぎができ、周囲の負担を軽減することにもつながりました。


遺志の実現へ

今後は、病院や介護施設への精算、公共料金や契約の解約といった事務を進めながら、遺言に基づき病院への寄付が実現できるよう手続きを進めてまいります。

「亡くなった後、自分に代わって動いてくれる人がいる」
その安心感が、ご本人の心を支え、そしてご逝去後も着実に形になっていくことを実感しています。

                      


おわりに

死後事務委任契約は、葬儀や火葬といった最期のお見送りにとどまらず、住まいや生活に関する解約・清算、さらにはご本人の遺志を社会に残す手段として大きな役割を果たします。

「頼れる身内がいない」「亡くなった後に迷惑をかけたくない」
そうしたお気持ちをお持ちの方にこそ、安心につながる制度です。

ご自身の思いをきちんと形にしたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちは、ご本人の願いを最後まで大切に実現してまいります。

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