過払い金請求での争点。
2013.07.27
月曜日、初めての当事者尋問です。
今回の争点は、
連帯保証人からの過払い請求。
過払い金は、実際に支払いをした方に返還請求権があるので、
債務者がいても、実際に支払いをしたのが他の方であればその方に請求権があります。
私の依頼者はある方の連帯保証になり、ほとんど元々の債務者(法律的に、主債務者といいます)が支払いをしなかったので
一生懸命支払いを続け完済されました。
そして、金利が高く、払いすぎているお金があったので、返してもらおうと請求をしたら、
主債務者がすでに過払い金請求をしてその方にお金を返したので連帯保証人にはお金は返せない、と言われました。
主債務者の方は、借りたはいいが、払ってもいないのに、さらにお金までもらってしまった、
という何ともズルイお方な気がしますが、
一生懸命払った本人にとっては冗談じゃありません。
だから、払ったのは、私なんだから、返してください!!!
という請求をしているのです。
次回で5回期日…。。。
ここまで来るのも大変でした。
初めは裁判官には取り下げるように言われました。
当然納得できずにきちんと主張したら、わかっていただけましたが(-“-)こんなこともあるのですね。。
というのも、保証人が支払った、という立証をするのが難しいのです。
通常は、取引履歴に基づいて請求しますが、
取引履歴だけでは誰が払ったのかわからないため、
いろんな証拠を提出していますが、なんせ5年以上前の記録…。残っていなくて当然です。
そこで、次回は当事者尋問。
本人さんに証言をして頂きます。
実は、これまでたっくさん法廷には立ってきましたが、当事者尋問は初めて(^^♪
かなり張り切っています☆
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