司法書士受験生に捧ぐ~メンタル編③~
2016.10.23
「受験に仲間は必要か?続編」
以前、受験に仲間は必要ない、と書きましたが、今回はその続き。
私がそう思うようになった理由は、高校受験時代にあります。
中学3年生のとき、受験に向けて私は塾に通っていました。
その塾の中では、一応トップのクラスで割合的に女子が少なかったので、他の学校の友達と「4人組」のグループで団結し切磋琢磨して「男子に負けるなー」と楽しく一緒に勉強していました。
その4人の中では、私は常に1番でしたが、私はその子達とは仲良しだったので、他の子の成績は全く気にしていませんでした。
そして、他の3人もそう思っている、と思い込んでいました。
私は、いつもクラスで1番の男子を抜くことが目標で、成績発表の際には、その子の順位と自分の順位ばかりを気にしていて、いつも圧倒的に負けてばかりでした。
そう。
「追いかける」
これは受験における精神面でかなりいい状況。
逆に、
「追いかけられる」
立場は、非常に精神的に負担になりやすい。
(これは、私の性格の問題かもしれませんが。。。。)
ある日、いつものようにその4人で集まって勉強しているとき、
「いつか亜由子(私のこと)を抜きたいな~!」
と、その友達に言われたことがあります。
私にとっては寝耳に水。
しかし、他の子も「そうだよねー!私もそれが目標だよー」と続きます
私は他の3人をライバルと思ってなくて、上ばっかり見てたから、自分が追い越される、ってことをその時まで全く考えてもいませんでした。
それに、その言葉を聞かなかったら仮に抜かれたとしても全く気にしてなったと思います。
しかし、それ以降、楽しみだった成績発表がすごく怖くなりました。
その感情は今でも覚えています。成績順位表の張り紙の前で自然と手が震えました。
それまでは、楽しみでしかなかったのに・・・・。
結局、その高校受験は4人組の私を含む二人が志望校に合格して、他の2人は他の学校に行きました。これも、私にとってはとても苦しい経験でした。
それ以降、受験は一人で臨むことに決め試験仲間を作ることはしなくなりました。
司法書士試験を仲間と一緒に頑張っても、一緒に合格する可能性は極めて低いです。
もし、合格後の司法書士仲間が欲しいなら受かってからで十分間に合います。
試験に一致団結は必要ありません。
周りを気にせず自分だけと向き合う時間にしてください。
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ふくおか司法書士法人では、不動産登記、商業登記、債務整理、後見業務などに専門のスタッフを配置し、依頼者のためにふくおか司法書士法人で対応しうる限りの支えになることを心がけております。
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