過払い金には思いが詰まっているはずなんです。
2011.09.21
今日は寒いですね(゜_゜>)
布団だけでは寒さが厳しく、毛布まで被って眠りました。
しかも、突然の気温の変化に衣替えも間に合わず、朝はバタバタでした(>_<)
出廷の帰りに、駅で友人に会いましたが、
その子も軽装で震えてました((+_+))風邪ひかないでね!
…今日は、過払い金請求のお話。
↓これから、≪≫に囲んだ部分は読み飛ばしてもらって結構です”
≪過払い請求をする際、まず行うのは、取引のあった業者から、その方との取引履歴を開示してもらうことです。 その取引履歴に基づいて、引き直し計算を行い、過払い金の額を確定させます。
その取引履歴ですが、貸金業者には保存義務も開示義務もあるので、通常は全ての取引が開示されることになります。 しかし、あまりにも長い取引であったり、業者が履歴のデータを削除していたりして、すべての取引が開示されないこともあります。 その場合には、その開示されていない取引部分を推定したり、出てきた履歴の初めの残高を否定した計算をしたりしますが、不当利得の立証責任は請求する側にあるので、立証のない請求は難しいのが現状です。≫
現在、訴訟進行中の方も昭和の時代からの取引だったので、ある時期の履歴が出てきませんでした。
そこで、ご本人さんの希望もあり、初めは出てきた履歴からの請求をしていました。
しかし、昨日!!!
本人さんが押入れを探した結果、きちんと返済金額と日付が記載されてある『家計簿』が出てきました。
そこで、急きょ、その家計簿に基づいて、計算をやり直し、≪請求の拡張≫(←請求金額を増やすことです。)をしてきました。
その方の家計簿を拝見させてもらいました。
とても細かく、とても丁寧で、その方のお人柄が伝わってきました。
その方は、当時、まさか数十年後にこのように、この家計簿が活躍する時がくるとは思っていなかったはずです。
しかし、今回はとても重要な証拠になりました。
この家計簿をとても大切そうにもってきていただいたとき、
今回この方の訴訟手続きをご支援する立場として、精一杯!!!努めよう!!!、という気持ちが強くわきました。
過払い金請求は今ではとても認知度も上がり、商業的になってきている気がします。
同業者のみなさん、債務者である貸金業者のみなさん、忘れていませんか?
払いすぎたお金、払ったお金はその方が家計から一生懸命捻出した大切なお金です。
その方が、毎月毎月、大変な思いをして支払ってきたお金です。
それが払いすぎと認められるのであれば、きちんとお返ししたい、そのお手伝いをしたい、と思います。
過払い金はご依頼者の大切なお金です。
わたしたちは皆様のお困りごとを解決する
福岡の司法書士事務所です。
ふくおか司法書士法人では、不動産登記、商業登記、債務整理、後見業務などに専門のスタッフを配置し、依頼者のためにふくおか司法書士法人で対応しうる限りの支えになることを心がけております。
また、より高い専門性を生み出すために弁護士、税理士、社会保険労務士等の他士業の先生方とも協力し合いながらワンストップで業務にあたっています。
事務所設立時の「誰かの支えになりたい」「目に映る困っている人の力になりたい」という想いは、今も変わらずわたしたちの強い原動力となっています。