成年後見について。
2012.11.06
今日も寒いですね。
更新がご無沙汰になってしまいました。
昨日は、成年後見候補者の面談に同席してきました。
成年後見のご相談は、最近とても増えています。
認知症の方の施設利用料のため、定期を解約しようとしたが、後見を立てないとできないと言われた。
保険の満期が到来したが、受取人の一人に判断能力のない。
最近、病気になって判断能力が衰えた家族に借金があった。債務整理手続きをしたい。
などです。
銀行もそうですし、私たち司法書士もそうですが、手続きを受任する際、ご本人様の「意思」が必ず必要になります。
どれだけ、ご家族の方が、ご本人さんの為を想ってしようとしていることでも、
その行為がまぎれもなくご本人様の利益になっても、
本人の意思が確認できなければ、手続きをお受けすることができません。
そんな場合には、ご家族の方に、その方の後見人になって頂いて、「代わりに法律行為をする権限」を裁判所に与えてもらう必要があります。
この「成年後見の申立て」。
一般の方でもできないことはないですが、正直とても大変です。
今回お手続きをした方も、
以前、生前の家族の後見も申立てた方がいいといわれ、裁判所までは来たがわからなくて手続きができないうちに亡くなられた。
痴呆症で判断能力がなく、たくさん騙されていたようなので、後見人になっていたら防げた被害も多かったはず。
と言われていました。
実際、このようなお話は多く聞きます。
確かに費用も掛かりますが、(当法人では申立て費用同行支援・日当含めて、10万円を頂いています。)
専門家に頼むと、時間もかからず、後々の先述のような問題を考えると絶対に効率的だと思います。
成年後見のご相談を受けて必ず言われるのが
「ずっと気になってて、しなきゃと思ってたんだよ、どこに相談していいかもわからなくて」
ということ。
そんな方のお力になれたらうれしいです。
わたしたちは皆様のお困りごとを解決する
福岡の司法書士事務所です。
ふくおか司法書士法人では、不動産登記、商業登記、債務整理、後見業務などに専門のスタッフを配置し、依頼者のためにふくおか司法書士法人で対応しうる限りの支えになることを心がけております。
また、より高い専門性を生み出すために弁護士、税理士、社会保険労務士等の他士業の先生方とも協力し合いながらワンストップで業務にあたっています。
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