厳しくも必要。
2012.10.24
今日は破産の審問に同席してきました。
破産の審問っていうのは、
申立書の補足で裁判官が
確認したいことを、本人さんに直接聞く、っていう場です。
裁判官も仕事なんだ、と思うんです。
私は、依頼者の方から相談を受け、その方の立場で、その方の気持ちを考え、
「今まで大変でしたね、これから安心して暮らせるように、一緒に頑張りましょう」
という姿勢なので、気づかないうちに
借金は計画的に、とか。
債権者に迷惑をかけているんだ、とか。
この買い物は贅沢だ、とか。
視点を変えれば当然に出てくる意見が、見えなくなってしまう場合があります。
担当の裁判官の意見は厳しく、本人はとても辛そうでした。
裁判官も女性で、本人の気持ちもわかっているんだと思うんです。
でもここで、甘いことばかり言ってはいけない立場、なんです。
本人は最後に
「私がしたことだから、受け止めなくちゃいけない」
と、言っていました。
今日の審問は本人にとって、厳しくとも絶対に必要だった、と思います。
「もう2度とこんなところにこなくていいように、今後はしっかり考えて生活をして下さい」
と最後に裁判官。
私にとっても、絶対に必要な審問でした。
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