この講座にかける想い。
2012.02.14
今日の午前中は、
糸島農業高校で、≪青少年法律講座≫を行ってきました。
寸劇の本日の題目は
1,メンズエステ。
もてない男の子が、エステをして綺麗になれば女の子にモテ、彼女もできると説得されて50万円のローンを組まされる。
2,マルチ商法
将来に不安を持っていたフリータ-が、ネットワークビジネスで大儲けしよう、と知人に誘われ、たくさんの商品を購入する。
しかし、まったく売れず、友達は失い、彼女には振られ、残ったのはたくさんの在庫と200万円ほどの借金。
でした。
寸劇の間には、
契約とは何か?クレジットとは何か?キャッシングの利息はどれくらいかかるのか?
など、スクリーンを使ってわかりやすい解説もあります。
今回の講座で、同じような被害にあってほしくない、という私たちの想いが少しでも伝わればいいのですが…。
というのも。
私は、実は以前は、こんな風に、業務の時間に自分に事務所の業務以外のことに時間を使うことを好きになれませんでした。
事務所状況も気になるし、事務員さんにも悪い気がするし。
それに、業務が立て込んでいるときに、
寸劇のリハーサルで何度も集まったり、今日のように平日の午前中に時間がとられる、というのは負担でもあります。
しかし、
今は違うんです。
私は業務上、借金で悩まれている方のお話を多く聞きます。
その中には、上記のような悪質業法の被害にあったことが原因の方もいます。
なかには、借金のことでとても追いつめられている方もいらっしゃいますし、
とても悩んで、どうしていいかわかんなくて、とても辛い日々を過ごしていた
…という声も聞きます。
そうすると、思うんです。
同じように辛い思いをしなくてはいけない人が、少しでも減ればいいな、って。
辛い思いをしている人の手助けをする、だけじゃなくて
辛い思しないように、何かできることがないかな?って。
そんな思いで、演技の経験もない私たち司法書士が集まって、練習しながら、本番も失敗とかしながら、
この講座を続けているんです。
私はまだ参加し始めて短いですが
きっと、先輩のそんな思いが引き継がれてここにあるんです。
だから、高校生に、少しでも思いが伝わりますように、こう願うんです。
わたしたちは皆様のお困りごとを解決する
福岡の司法書士事務所です。
ふくおか司法書士法人では、不動産登記、商業登記、債務整理、後見業務などに専門のスタッフを配置し、依頼者のためにふくおか司法書士法人で対応しうる限りの支えになることを心がけております。
また、より高い専門性を生み出すために弁護士、税理士、社会保険労務士等の他士業の先生方とも協力し合いながらワンストップで業務にあたっています。
事務所設立時の「誰かの支えになりたい」「目に映る困っている人の力になりたい」という想いは、今も変わらずわたしたちの強い原動力となっています。