コラムColumn

2025年司法書士試験合格者の皆様へ

2025.11.04

司法書士試験合格者の皆様へ — 心からの祝福メッセージ

司法書士試験合格、おめでとうございます!

2025年11月4日(火)午後4時司法書士試験の最終合格発表が行われました。

2025年の司法書士試験に合格された皆様、本当におめでとうございます。

あの長く険しい受験生活を走り抜け、見事この日を迎えられた皆様へ。
その努力、その覚悟、その執念に、心から敬意を表します。

私もかつて、同じように机にかじりつき、何度も

「もう無理かもしれない」

 と呟いた一人です。

どうか今夜だけは、自分自身にとびきり優しくしてください。
ここまで来られた自分を、心の底から褒めてあげてください。

■ 私の司法書士合格エピソード

少しだけ、私の思い出を。

私は在学中に司法書士試験に合格しました。

社会人としての自覚がまだ甘かった私は、合格証書授与式という大切な日に、まさかの遅刻。

焦りながら乗り込んだエレベーターには、
合格証書を授与する偉い方々がちょうど一緒に乗っていました。

私は気づかれないよう、小さくなって立っていたのですが…

そのとき、耳に届いた会話が忘れられません。

「今年もまた、こんなに合格者を増やしてどうするんだ」
「どうせ食えない司法書士が増えて、悪いことする奴も出てくるんだろうな」

言葉が突き刺さりました。

彼らは、壇上では立派な祝辞を述べました。
けれど、裏ではこの言葉。

「これが社会か」
「司法書士の世界って、こう見られるのか」

心の底が凍りつき、喜びと不安が渦巻いた瞬間でした。

でも、あの日から18年。私は、あの時の私にこう言ってあげたい。

「大丈夫。司法書士は素晴らしい職業だよ。」
「君はこの世界で、ちゃんと誰かの役に立てるよ。」
「胸を張って、この世界に飛び込んでおいで。」

司法書士の仕事の魅力

司法書士は、本当に魅力とやりがいにあふれた仕事です。

  • マイホーム購入の決済に立ち会い、人生の節目に関わる喜び

  • 借金に苦しむ方を救う債務整理

  • 判断能力が不十分な方の財産を守る成年後見業務

  • 家庭ごとに異なる課題に向き合う相続業務

どれも簡単ではありません。毎日が勉強であり、挑戦の連続です。

しかし、その分、感謝される瞬間、笑顔をいただける瞬間があります。

「ありがとう」と言われたときのあの気持ちは、何にも代えがたい宝物です。

      

女性司法書士としてのキャリアと子育て

私自身の話をさせてください。

3年間の司法書士事務所での修行を経て、25歳で独立。

27歳で結婚し、29歳で第一子を出産。
その3年後には第二子を授かりました。

一見、順風満帆に見えるかもしれません。
でも実際は、決してそうではありませんでした。

泣く子どもを抱きながら、
必死に司法書士の仕事にしがみついていた日もあります。

睡眠不足のまま決済に向かい、
授乳と登記申請を同時に考える毎日。

傍聴席にベビーカーを押し込み、
子どもを乗せたまま
原告代理人として法廷に立ったことさえあります。

自分の選んだ道なのに、
押し寄せる罪悪感と焦りに泣いた夜もあります。

そして第二子の妊娠中。
心が折れかけた私は、本気でこう思いました。

「もう司法書士を辞めてしまおうか」

でも――私は辞めませんでした。

今だから言えます。


諦めないでよかった。
やめなくて本当によかった。


頑張って手に入れた「司法書士」という資格が
私を支え続けてくれたのです。

家庭に向き合う時間、現場から離れた時間、
それでも戻って来られる場所があった。

仲間が、事務所が、私を信じ支えてくれた。

そして何より――
司法書士という資格が、
私の可能性を奪うどころか広げ続けてくれた。

女性だからこそ抱える不安、葛藤、迷い。
それらを受け止めながら、進める道がここにはあります。

これから司法書士となる皆さんへ

特に女性司法書士として歩む皆さんへ。

出産や育児、家族との時間との両立は決して容易ではありません。

でも、資格と仲間、そして自分の努力があれば、仕事も人生も諦めずに進めます。

どんな道を選んでも、司法書士としての誇りは必ず支えになります。

今日の司法書士試験合格は、そのすべてを乗り越える力の証です。

自信を持って、胸を張って、司法書士としての第一歩を踏み出してください。


改めて、合格おめでとうございます!

そして、司法書士としての素晴らしい旅の始まりです!

わたしたちは皆様のお困りごとを解決する
福岡の司法書士事務所です。

ふくおか司法書士法人では、不動産登記、商業登記、債務整理、後見業務などに専門のスタッフを配置し、依頼者のためにふくおか司法書士法人で対応しうる限りの支えになることを心がけております。
また、より高い専門性を生み出すために弁護士、税理士、社会保険労務士等の他士業の先生方とも協力し合いながらワンストップで業務にあたっています。
事務所設立時の「誰かの支えになりたい」「目に映る困っている人の力になりたい」という想いは、今も変わらずわたしたちの強い原動力となっています。

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